・等電位線とはT波(U波)の後〜P波の前の部分を結んだ線である。J点とはQRS波とST部分を結ぶ点であり、角度が急なところから緩やかなところに変わる点である。 J点(junctional point)と等電位線を比較して1目盛り以上ずれがある場合にST部分の上昇・下降と判断する。

しかしながら、以下の図のように心房の再分極波Ta部分の存在により、QRS波の立ち上がる直前のPQ部分が等電位線より下降して見えることがある。その場合には、PQ部分を基準にST部分の上昇、下降を判断する。

ただし、以下の例外があることに注意する。

・V1~V3の右側胸部誘導やⅢ、aVL, aVF, V1など陰性T波が見られてよい誘導では軽度のST上昇や下降が見られてもよいため、等電位線と比較して2目盛り以上ずれがある場合にST上昇・低下と判断する。